住み慣れた横浜から、 |
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念願だった石垣島に行くことができました!しかも元ちとせさんとのTV番組の収録という最高のシチュエーシヨンでの実現です。ワクワク、ドキドキの夢の様な日々でした。
2012年2月19日、朝6:25羽田発石垣島行きのトランスオーシャン航空の直行便に無事に乗り込んだ。実はその前々日、関東地方は久々の雪。これがもし当日だったら…と思うとぞっとします。が、そこは晴れ女に晴れ男のポンぴ〜の二人。めでたく雪雲をかいくぐっての出発となりました。
石垣島の新空港はまだできておらず、飛行機はつんのめりながらも無事に着陸。パチパチパチ。後で聞いた話ですが、この空港は多くのパイロットが尻込みするというかなりの難所で、滑走路は相当短いらしい。
タラップを降りるとそこは常夏の島!っのはずが、「寒っ!」と思わず脱いでいたフリースを着込むことに。今年の寒さはここまで触手を伸ばしていたのです。こんなに寒いのはやはり滅多にないらしいのですが。
空港で制作会社のスタッフと合流し、まずはホテルへ。送っておいた楽器達も無事に到着していました。特大ダンボールに3つ分。今回の演奏で使用した楽器はほぼポンぴ〜のもの。楽器を出し、車に詰め込んでいざロケ地へ。
港近くのホテルから車はずんずんと山の方へ。道端のパイナップルやサトウキビ畑、巨大な葉っぱの観葉植物の様な植生を見るとやっと石垣島に来たことを実感できました。そして車はとあるゴルフ場?へ。その端に巨大なガジュマルの木が…。
こんなに立派なガジュマルの木を見たことがない。何本もの幹が並び立ち、からまりあって一つの大きな生命体となり歳を重ねて来たのでしょう。なんという存在感。そこには確かに何かが棲んでいる気配がします。キジムナーか、それとも…。思わず手を合わせてしまいました。
(このガジュマルの木は有名な撮影スポットで、あの安室奈美恵さんも撮影に訪れたことがあるとか)
演奏の手伝いをしてくれる現地のミュージシャン、波照間剛さんと松野智憲さんと初顔合わせ。波照間さんは普段ドラムセットを叩いている優しそうな5児のパパで、ルーツは名前の通り波照間島というちゃきちゃきの島んちゅだがなぜか色白です。松野さんは南の島に魅せられ単身移住してきた大和んちゅでした。とりあえず音合わせを何度か。波照間さん、松野さんの二人は太鼓とシェイカーなのでまあ良いのですが、こちらのバラフォンとカリンバという音階のある楽器はそうは行かない。しかも今回は決められた曲を演らなければなりません。数日前に僕が作ったバラフォンはまだ作りたてで、気候の変化で音が変わってしまう上、ころころと変わるコードにさすがのゆうちゃんも四苦八苦。とりあえず大枠だけ確認して対策を明日の本番までにすることに。
夜、全体での顔合わせと打ち合わせです。元ちとせさんが到着。いや〜、お母さんとなった今もやっぱりカワイイです。オーラが違います。とても腰の低い素敵な方で、丁寧なご挨拶をいただきました。
ホテルに帰って、簡単に夕食をすませ、それからです。ゆうちゃんは譜面をにらみ、音を確認し、ポジションを覚え、カリンバのチューニングを変えて…。ホテルのフロントの方が煎れてくれた夜明けのコーヒーを飲み…。見えないところでゆうちゃんは密かにがんばっているのです。
そのまま本番当日を迎え、まだ暗いうちにロケ隊とともに出発。天気は曇りがちでスッキリしない。寒いです。気温はまだ13度位でしょうか。ウソ〜、島んちゅの波照間さんはダウンのジャケットを着ていました(そんなのどこで売ってるのさー!?)。
その寒さの中、南国系のエスニックな衣装(ポンぴ〜の自前)に着替え、その上から防寒着を着込み、何度かのリハ。
空はまだ曇りがちでしたが、時折青い空もちらほら。肌寒い風は吹いていますがなんとか天気はもちそうです。防寒着を脱いで、足下は裸足です。裸足で歌うのはちとせさんのスタイル。大地からのパワーをいただくためでしょう。当然、みんなそれに習います。