5月13日の日曜日、曇。一宮ネイチャークラブの田植えに参加。はじめての田植えを体験しました。

 田んぼは一宮町西部の山間地・松子地区にあり、横に松子川というきれいな小川が流れ、ハス田やめだか池などもある山林・竹林に囲まれたのどかでとても気持ちの良いところです。この日は、子供達の田植えコーナーなどもあり、総勢120名ほどの賑やかな田植えとなりました。

1オーナー田の様子。
○写真1:オーナー田の様子。

 1週間前に田んぼの草刈りなどの「田ごさえ」をし、耕耘機で起こしてもらったオーナー田で、30人ほどのメンバーと一緒に各々の区画(約35m2位か)に苗を手植えしていきます。地下足袋スタイルでヌルヌルとした泥に足をとられながらも、ヒンヤリとして気持ちいい感触を味わい、カエルやウグイスの声を聞きながらの作業です。1株に3〜4本の苗を植えるようです(が、3本位ではどうも心もとない感じがして、ついつい5〜6本と多めになってしまう僕でした)。

2田植えを楽しむゆうちゃん
○写真2:田植えを楽しむゆうちゃん。

 ちなみに御飯茶わん1杯分の米粒は、だいたい3000〜4000粒で、これは3株分に当たるそうです(ここの田んぼは無農薬・有機栽培なのでそれより少し収穫量は下がるようですが)。余談になりますが、その3株分に約35匹のオタマジャクシが生息しているということです……御飯茶わんに入った35匹のオタマジャクシを想像したのは僕だけでしょうか。

3エージ田植え
○写真3:黙々と苗を植えるエージ。なかなか真直ぐには植えられないものだなぁ。

 1時間ほどで田植えは終了。狭いので腰が痛くなるほどでもなく、程よく足の重さを感じる程度で済みましたが、これが普通の広さの田んぼだったら大変だろうなぁ、とつくづくお百姓さんの苦労が想像できます。これまでバリ島の竹琴ティンクリックで田植えの伴奏をしたことは何度かあったのですが(写真5)、自分で田植えをしたのははじめてで、毎日頂くお米のありがたさを実感しました。お百姓さん、ありがとう。
そして田んぼとそこに棲むミミズさんやカエルさんやその他いろいろに感謝!!

 実はその日僕はちょっと寝違えて首が回らないような状態だったのですが、田植え作業をしていたら不思議と症状が和らぎ、楽になりました。これも田植えの効能(?)のひとつなのでしょうか。ともあれ45回目の誕生日をほんとに楽しく過ごすことができました。  (え)


写真4) 田植えを楽しむオーナーさんたち。
写真5) '95年、 横浜「The田植え」での伴奏の様子。
写真6) 田植え体験に集まった子どもたち。