2007
Q-Uexa
1985年 豪 97分
発売元:(株)アスミック
=あらすじ・解説=コカコーラ・カンパニーのアメリカ本社からオーストラリアへ、その販売体制を立て直すためベッカーという男が派遣される。このベッカーという男は凄腕の営業マンでオーストラリアに入国してすぐコークのオフィスビルへ直行するあたり、かなりの仕事人間のようだ。
ベッカーがオーストラリアで仕事を始めた初日、オフィスで秘書のテリーと会話を交わしていると建物の外から、今まで聞いたことのない音が聞こえてくる。ベッカーが建物から出てその音の方へと進んでいくと、そこに立派な髭を蓄えたアボリジニの男が道から一段高くなっているところでディジュを吹く姿があった。ジョーという名らしい(スティーブ・ドットというアボリジニが演じているらしい)。ベッカーはこの国独特のこの音を販売促進の何かに使おうと企むのであった。
ベッカーはまず手始めに過去のセールスレポートをチェックする。そこでコークの売上ゼロの地域を見つける。会社の人間は砂漠かナショナルパークだろうと言うが、秘書のテリーがそこがどいうい土地かをよく知っていた。そしてそこはマクドウェル男爵の領地でしかも男爵は自家製のソフトドリンクを売っているという。ベッカーはこの土地でコークを売ろうと男爵の元へ行くのだが、そこからいろいろなトラブルがはじまっていく。。
アボリジニのジョーがディジュを吹いているシーンや、プロモーションのためジョーが他のミュージシャンとスタジオ入りするシーン、それにオーストラリアの大自然(どうやらブルーマウンテン付近らしい)など、見るべきシーンはいくつかあるとは思うが、全体に散漫な印象を受ける。また、物語が終わって迎える映画のエンディング、そこで流れる奇妙なテロップは一体何を意味するのだろうか。一度見はじめてしまった人は、このエンディングが終るまで見届けて下さい。(Q-Uexa)
(文・Q-Uexa)