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アボリジニ・バンドの大御所ワランピー・バンドとミッドナイト・オイルの合同ツアーのビデオ

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=あらすじ・解説=ディジュリドゥを深く追求する結果、その原点や背景に興味を持つことはごく自然なことだと思います。逆に、先住オーストラリア人の人類学を研究していて、ディジュリドゥに興味を持った方もいることでしょう。

今回は、ディジュリドゥのトラディショナル・スタイルの意味やアボリジニ文化とその背景を知るための、資料的なビデオを紹介したいと思います。

『BLACKFELLA WHITEFELLAS 』は、現在のアボリジニが抱える日常の問題や、土地所有権問題を知るための良いビデオです。これは、アボリジニ・バンドの大御所ワランピー・バンドと、土地所有権や失われた世代問題を訴えています。

白人のロック・バンドのミッドナイト・オイル Midnight Oilが、1986年に行った合同ツアーのドキュメンタリーです。ミッドナイト・オイルはシドニー・オリンピック閉会式で、ヨス・インディーの出番の前にSORRYと書かれた服を着て唄っていたバンドです。歌詞は政治的メッセージやアボリジニ社会の問題を表現しています。当時のツアーの一部には、チャーリー・マックマーンも参加していました。ほんの少しですが、ワランピーのジョージ・ルルンブの渋いトラッド・ディジュも聴けます。また、収録曲の1つ「ISLAND HOME」は、後にトレス海峡出身のクリスティン・アヌーのカバーによって大ヒットしました。このビデオが、ヨス・インディがレコードデビューする以前に製作されたと言う事にも驚きです。（カラキ・ヤスオ）

（文・カラキ・ヤスオ）

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